日頃よりBSイレブンへの応援、ありがとうございます。

 

 2024年は、夏場の株価急落など多少の混乱はあったものの、賃金は全体的に上昇基調にあり、日本経済は良い方向に向かっている感があります。

 

 そんな環境の中、当社の2024年8月期の連結決算は、売上高こそ122億41百万円、前年比△1.4%の減収でしたが、営業利益は20億83百万円、同+5.0%の増益となりました。開局後初のスタジオ更新という大型投資で減価償却負担がきつい一年でしたが、適切なコストコントロールや積極的な事業展開などにより、3年ぶりの増益に転じることができました。全社一丸での奮闘にくわえ、株主や視聴者のみなさまの厚いご支援や激励のおかげと深く感謝しております。

 

 経営環境は、デジタル社会の深化やデバイスの進歩など、放送業界には大きな変革の波が押し寄せており、先行きに不透明感も漂います。とはいえ当社には、旗艦番組である「報道ライブ インサイドOUT」や「京都浪漫 悠久の物語」などの京都シリーズ、「太田和彦のふらり旅 新・居酒屋百選」といった長く親しまれる独自コンテンツがあります。この秋からは、「八代亜紀 いい歌いい話」の後継番組として「鶴瓶のええ歌やなぁ」も始まりました。

 

 こうした信頼され、親しまれるコンテンツをこれからも作り、みなさまに提供し続けます。磨かれたコンテンツ創出力で変革の時代を乗り切ってまいります。引き続いてのご支援をよろしくお願いします。

 

 

代表取締役社長 近藤 和行